風味付きコンドーム
インドの広告規制協議会と検閲局は政府に対し、昼間に放送されている「風味付きコンドーム」のＣＭの禁止を要求しているとのことである。
どんなコマーシャルを許可するかは、各国の考え方もあるので、一概には「おいおい、昼間はいかんやろ～」とは言い切れない。
昼間に流しているということは、昼間の視聴者層を狙っての広告であろうが、子供を除く昼間の視聴者層となると主婦や若者を狙っているということなのだろうか。
それはそれとして、民間が「風味付き」コンドームを発売することよりも重要なのは、エイズ患者が多く、かつ人口問題も抱えている国としては、政府を挙げて「コンドームの必要性」を説くべきではないだろうかという気がする。
、、、という様に考えると、真昼間にコンドームの宣伝をしてくれる会社がいて、それがなおかつ話題作りになれば、それはそれで良いのではないかと思うのである。
いずれにしても、ＣＭの善悪はその国で判断してもらうとして、このワタクシとしては、この「風味付き」というのが非常に気になるのである。
仮に今コンドームの使用頻度が少ない国民性だとして、風味が付いただけで使用頻度は上がるのだろうか？ 風味を付ける必要があれば、ナニにイチゴジャムや、バナナジュースを塗りつけた方が手っ取り早いはずである。
「風味付き」とかなんとか言いながらも、世界に冠たるコンドームメーカーを持っている日本に住む我々からすると、実はたいしたものではないような気がしないでもない。
(「コンドーム」関連)
「コンドーム早膨らませコンテスト」
「ワールドカップベイビーが激減！？」
「あなたは私たちを必要としている」
「世界最古のコンドーム発見！！」
「服役囚にコンドームの配布をしないことを決定」
(「ナニ」関連)
「「ナニ」でぼやく アーカイブ」
(引用)
「風味付きコンドーム」のCM、日中の放送禁止を求める声 | エキサイトニュース
[ 2006年11月05日 10時46分 ]
[ニューデリー 3日 ロイター] 「風味付きコンドーム」のテレビコマーシャルが昼間に放送されていることについて、インド当局が「わいせつであり、若者に悪影響を及ぼすものだ」と主張し、日中の放送を禁止すべきだと政府に要請している。
問題となっているのは『DKT』が販売している「XXX」という商品名のコンドーム。コマーシャルでは「今夜は何味？」というキャッチコピーと共に、イチゴ味、チョコレート味、バナナ味などの風味付けをされたコンドームが紹介されている。
このコマーシャルについてインド広告規制協議会と検閲局は政府に対し、「クリケットの世界大会開催中は特に多くの人がテレビ観戦するのも理由だが、とにかく日中の放送を禁止してほしい」と要求した。
検閲局のシャミラ・タゴール局長は「わいせつな内容であり、DKTはおそらく性に関心の高い若者をターゲットとしているのでしょうが、良い影響を及ぼすものでは決してありません」とコメントしている。
エイズ撲滅運動家でもあるタゴール局長は、コマーシャルを全面的に放送禁止にするよう求めているのではなく、子供が見ないようにテレビでは夜11時以降、映画では大人指定のもので放送することを政府に要求している。
一方DKT側は、オーラル・セックスを促進する目的で販売したコンドームではなく、コンドームの臭いを嫌うカップルにも受け入れられることを狙ったコンドームだと説明している。
特にインドの地方都市ではセックスに保守的な考えを持つ人々が多く、避妊をしない傾向が強い。専門家はこれが原因で、インドが世界的にエイズウィルス感染者の多い国になったと指摘している。
国連の統計によると、インドには約570万人のエイズウィルス感染者がいるという。しかし一部活動家は、本当はもっと感染者がいるはずだと主張しており、国が正確な数字を隠していると話している。
(引用終)
