ナビ通りに運転した結果、、、
ドイツで、道路に出された「工事のため閉鎖中」の表示を無視してカーナビの指示にひたすら従った結果、砂山に衝突するという珍事件があったらしい。
それにしても、砂山で何よりであった。これが穴ぼこであったり、工事中の作業員であったら大変なことになっていたであろう。
しかし、どうして砂山に突っ込むまで走ってしまうのであろうか。
これは、要するに、前を見ていないということだと思われるので、砂山に突っ込む前に、前の車にぶつかるとか、人を撥ねるとかしてしまいそうなものなのだが。
おまけに、隣に乗っていた妻、、、あんたも気付かんのか。。。
このワタクシとしては、カーナビに熱中して運転そのものがおろそかになるというのはまったく理解できないのだが、先日これに近い状況に遭遇してしまった。
深夜に都内某所を走っていると、前方にフラフラしている車がいるので、少し距離をおいて後ろをついていくと、いきなり方向指示器も出さずに左側に停車、、、したかと思えばまた動き出すということを繰り返している。おかげで追い越すに追い越せない。そもそもが一車線の一方通行なので追い抜くのは至難の業であった。
なんとか信号のある交差点まできたところで追い抜けそうであったのだが、信号が変わったら追い抜こうと考える間もなく、その車は信号を無視して去ってしまったのである。
「間違いなく飲酒運転だ」と思いつつも、また後ろをついて行くと時間が掛かるので、交差点でこのワタクシは別の一方通行に右折した。右折した数ブロック先に交番があることが判っていたので、ついでに警察にも報告しておこうと思った。
右折するとそのすぐ先の信号が赤であった。とりあえず止まる。青に変わってからしばらく走り、もうすぐ交番というところで、信じられないことに、前から車がやってきた。さっきのフラフラした車である。あろうことか、一方通行を逆走してくるのである。それに、こちらが数ブロック走る間に、既に右折を三回繰り返していることが信じられない。
このワタクシは、激しくパッシングした。いずれにしても、すれ違うのも難しい通り(だから一方通行なのだろう)に、前から来られたらたまったもんじゃない。
何回かパッシングしてようやく前から車が来ることに気付いたその車の運転手は、車を停止させた。
さすがに頭に来たこのワタクシは、その車の前まで近付いた後、運転席から降りて、相手の運転席に近付いた。
うぎょ、、、そこには、25~6歳と思われる女性が、ついでに助手席にも同年齢の女性が。おまけに、酒臭い匂いもない。
一発カマスつもりが拍子抜けしてしまったので、やんわりと、「一方通行でっせ」と言うと、「道に迷って、、、ナビの通り進んでいるのですが。。。」と言う。
アホか、ナビが一方通行に誘導するわけはない。
仕方がないので、コイン駐車場にバックで誘導し、とりあえずは一方通行を正しい方向に戻してあげた。
なお、本来なら目的地まで先導してあげたいところであったが、深夜で疲れていたのでそのまま放置しておいた。(別に二人の女性の容姿とこのワタクシの行動の相関関係はない。。。)
(「ナビ」関連)
「「練馬区中村小学校に出動要請」」
「動物のため通行止め」
「子供に道を聞く勇気はありますか?」
「目白通りで火事発生」
(引用)
カーナビに頼りすぎて工事現場の砂山に衝突 | エキサイトニュース
[ 2006年10月10日 15時58分 ]
[ベルリン 9日 ロイター] メルセデスを運転する80歳のドイツ人男性が、道路に出された「工事のため閉鎖中」の表示を無視してカーナビの指示にひたすら従った結果、砂山に衝突した。
警察の広報は語る。
「彼はナビゲーションシステムの指令に従っていたのです。そして、十分な数の警告やバリケードが出されていたにも関わらず、工事現場までそのまま運転を続けました。結局、砂山に突っ込んで、彼のドライブは終わりました」
運転していた男性と彼の妻は無傷だった。この事故が起こったのは、ハンブルグ近郊の道路だったそうだ。
(引用終)