新山千春の夫と若虎
プロ野球・読売のリストラが発表されたようだ。
毎年この時期になると各チームのリストラが発表されるので、別に目新しいことではない。選手としても、自分の今後の身の振り方を考えるためには、できるだけ早くリストラの発表をしてもらった方がよいだろう。
ところで、この(第一弾?)リストラ対象の9人だが、とりあえず読売の選手ということもあり、若干は露出度が高いのか、あまり当該チームには興味のないこのワタクシでも名前くらいは知っている。特に伊達に関しては、元阪神だったこともあり、非常に残念である。
しかし、あらためて各選手の生涯成績を見てみると、確かにリストラ止むなしであろう。
さらに、この生涯成績の選手達が曲がりなりにも読売の一軍に数年前から(時折)いたことが、読売の一軍の現状を表しているような気がしてならない。
今年の読売の現状を見れば明らかなように、ベンチには、1軍レベルが数人+大多数の2軍しかいない。その数人の一軍が怪我をしたわけだから、いきなりイースタンリーグレベルの試合になってしまったのは仕方ない。
(人生でたまにしかエラそうに言えない阪神ファンからすると)これは非常におかしな話で、ベンチには、大勢の1軍レベルと少数の1軍半レベルがいないといけないはずである。2軍レベルが簡単に1軍と2軍の間をエレベーターのように上がったり下がったりしていてはいけない。この前、ウエスタンリーグの阪神対中日を見ていて驚いたのだが、両チームの2軍とも、他チームの1軍と試合をしても良い試合をしてしまいそうなメンバーである。そして、両チームともそれだけのメンバーを2軍に持っていても、彼らは、1軍の層が厚すぎるため、簡単には1軍にはいけないのである。選手からすると不幸な気がしないでもない。読売や楽天であれば1軍で活躍できそうな選手が、阪神や中日だと2軍で燻らざるをえないのである。しかし、よく考えれば、そのようなチーム作りをして常勝チームを作ってきたのが(かつての)読売だったはずである。
こうやって考えると、読売の建て直しは極めて困難である。プロ野球レベルになると、とりあえず9人+αをそろえれば良いというものではない。読売グループのテレビのアナウンサーあたりは、「新1、2番コンビ登場!」とか言ってはしゃいでいるが、そのコンビが来年の4月にスタメンにいるようでは、再び悪い夢の続き、、、となってしまうであろう。阪神の星野元監督が、20名を超えるリストラを行って、一気に選手を入れ替えて優勝に導いたが、それくらいの改革(読売言うところの「人事異動」)を行わないとまたまたえらいことになってしまうかもしれない。
それにしても、名前すら呼んでもらえず「新山千春の夫」でしか形容されない選手は、プロ野球を止めたらどうするのだろう。ほとんどの元プロ野球選手が引退後苦労していると聞くだけに、「タレントの夫」であるだけまだ恵まれているのだろうか。。。
新山千春の夫の生涯成績
171試合 打率.194(242打数47安打)6本塁打 17打点 6盗塁
(引用)
新山千春の夫が戦力外通告 - livedoor スポーツ
巨人が2日、9選手に戦力外通告したと球団公式ホームページで発表した。戦力外となったのは佐藤宏志、伊達昌司、南和彰(以上、投手)、原俊介(捕手)、黒田哲史、大須賀允(以上、内野手)、十川雄二(外野手)、平岡政樹、横川雄介(以上、育成選手)。
黒田哲史内野手は西武から02年に巨人へ移籍し、守備固めや代走として活躍。またタレントの新山千春さんと結婚し話題になったが、今季はここまで、わずかに24試合出場にとどまり打率・154と低迷していた。
阪神、7部門で個人タイトルを独占 - livedoor スポーツ
プロ野球、ウエスタンリーグの全日程が1日に終了し、ファーム日本一を決めた阪神が個人タイトルでも7部門(全9部門)を独占した。首位打者には打率・348をマークした狩野が、最多本塁打、打点の2冠には喜田が獲得。投げては9勝をマークした筒井が最多勝に、勝率1位は中村泰が獲得するなど、若虎の活躍が目立った。
2006年10月02日 12時00分
(引用終)
コメント (3)
新山千春だって所詮はB級タレント。しかもその夫としか形容されない選手が記事の見出しになるとは讀賣の人材不足を物語るようです。FAで何の展望もなく選手を集めた長嶋時代の弊害ですかな。
ところで新山千春って知ってるんですか?
投稿者: 私設秘書 | 2006年10月04日 09:51
日時: 2006年10月04日 09:51
今シーズンにリストラされた選手の一人でも多くが再生されて、来シーズンに大活躍していただきたいものですね。
ところで、あおのりさんは“トライアウト制度”に賛成ですか?
投稿者: 再生工場 | 2008年12月02日 05:08
日時: 2008年12月02日 05:08
再生工場さま、
トライアウト制度には賛成ですが、今のやり方はもうちょっと変えないといけないと思います。
自由契約の選手がすべてトライアウトを受けるという制度にしないと、トライアウト後に石井豚朗を取ろうとしていたチームは、トライアウトも受けずに広島入りしたことに疑問を持っているのではないかと思うところです。
投稿者: あおのり | 2008年12月02日 05:10
日時: 2008年12月02日 05:10