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オーバーブッキングで大暴れ

 イタリアのトリノ空港で、オーバーブッキングを理由に飛行機に搭乗できなかったイタリア人ミュージシャンが激怒して大騒ぎになったらしい。

 このミュージシャン、あまりの激怒の結果、我を忘れたのか、もう少しで従業員の耳を噛みちぎるところだったということである。
 これはいくらなんでもやり過ぎである。

 しかしだ、、、航空会社というのは、あまりにも考えが甘いのであるっ。
 このワタクシ、職業は飛行機に乗ること、と言っても過言ではないくらい飛行機に乗っている。(参照:「Pancho de AONORI FLYING HIGH」 *おっと、このサイト、最近更新していなかった。。。*)
 例えば、「Pancho de AONORI FLYING HIGH」の2003年の記録を見れば、某航空会社に90回程度乗っている。その航空会社には、2004年も70回以上乗っている。そのほとんどが国際線である。
 しかし、2003年も2004年も、満席でもないのに、予約がギリギリになるとウエイティングリストに回ってしまうのである。
 なぜ満席でもないのにウエイティングリストに回るかというと、金のないこのワタクシは、ディスカウントチケットで乗っているからである。
 もちろん、航空会社も企業として利益を上げないといけないから正規運賃を優先するのはよく判る。とはいえ、放っておいても、年間50回以上も乗る人間の予約を取らずに、年に数回しか乗らない人が正規運賃を払ったら予約を取るということはどういうことなのだろう。どう考えても、トータルで見ればたくさんお金を払っている方を乗せていないということになる。
 仕方なく、スタンバイ(=席が空いたら乗れる)で空港に行くことになる。
 ところが、成田空港を始めとする各国の空港の職員ですら不思議がっている。なぜこの人は、これだけ乗っているのに、いつもスタンバイなのだろうと。
 ちなみに、某空港では、ギリギリに空港に駆け込んだとき、「あおのりさま、お待ちしてました」と言ったカウンターの職員が、パスポートもチケットも見ずに搭乗券をくれたという珍事まで起こっている。客の名前も確認しない(つまり顔パス)なんて普通はありえない。
 (国際線の)客室乗務員の搭乗回数よりもたくさん乗っているこのワタクシなので、だいたいの乗務員の顔は知っている。すると、飛行機の扉まで近付くと、遠くから「あ~ら、あおのりさんっ!」なんて声が聞こえてくる。ちょっと、ちょっと、キャバレーの常連じゃないんだから。
 それだけ乗っても、予約はまた一からスタートである。
 顧客サービスなんて言葉は(日本の)航空業界にはありえないのである。(イタリアにもないのだろう)
 そして、「どうしてこうなってしまうのだ?」と説明を求めても、「関係の部署に伝えます」としか言わないのである。そして、この15年間、返事など来たことはない。。。 これが、日本を代表する企業の実態である。

 そこで、2005年からメインに乗る航空会社を変えたのである。
 すると、何のことはない、予約なんて簡単に取れるではないか。その航空会社に、「某航空会社ではカクカクシカジカであった」と言うと、「弊社にはそんなことはありません。これだけ乗っていただいているお客様に予約で苦労させるなんて考えられません」と言うのである。
 そらそうよ、それが顧客サービスってものだろうと、思わず職員の手を握り締めたものである。

 さすがに職員の耳を噛み千切ることはないが、来年の某航空会社の株主総会で、絶対に正面から社長に質問をしてやろうと心に決めて、損得関係なしで某航空会社の株を1株買ってやった。


追記)
 「あおのり世相をぼやく」では、足掛け6年間文章を書いているが、初めて熱くなってしまった。。。


(「航空」関連)
 「あおのり世相をぼやく:航空をぼやく アーカイブ
 「ぱんちょな恋の物語:運命の出会い


(引用)
航空会社のオーバーブッキングに激怒、予約客大暴れ | エキサイトニュース
[ 2006年09月27日 06時46分 ]
[ローマ 26日 ロイター] トリノ空港で、航空会社のオーバーブッキングを理由に飛行機に搭乗できなかったイタリア人ミュージシャンが激怒して大騒ぎになった。彼はもう少しで従業員の耳を噛みちぎるところだった。
空港の広報によれば、41歳のラファエル・アルテシは、コンサートツアーの記者会見のためバンドメンバーといっしょにナポリに飛ぶことになっていた。
しかし、アリタリア航空の便に搭乗できたのは、11人のメンバーのうち6人だけで、アルテシを含む残りのメンバーはトリノに足止めされることになった。
空港の従業員との口論が続いた。アルテシは従業員のダヴィデ・ルッツァさんを攻撃した容疑で逮捕された。ルッツァさんの左耳はぶらさがり、ほとんど噛みちぎられるところだった。
『ラ・リパブリカ』紙は、「16年間務めてきましたが、もう絶対に職を変えます。オーバーブッキングのために自分の命を危険に晒したくありません」との、入院中のルッツァさんのコメントを掲載した。
別の従業員は、アルテシの兄弟姉妹を含むバンドのメンバーたちに、叩かれたり殴られたりしたそうだ。
(引用終)





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