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頑張れヒットラー!

 インドのムンバイにある、「ヒットラーズ・クロス」という名前のレストランが、インドのユダヤ人社会やイスラエルからの苦情が寄せられたため改名することを決定したらしい。

 このワタクシなどは、たかが名前くらいで、、、と思ったのだが、写真を見て仰天。





 これはイカンっ。

 最終的に、イスラエル政府やドイツ政府からも圧力が掛かって、今回の改名になったとのことである。
 イスラエル政府はまだしも、ドイツ政府まで改名のために動くというのは、ドイツのある意味大人の対応に感服する。
 というのは、この店が改名後付ける名前が、「真珠湾攻撃」だとか、「南京大虐殺」だとする。さて、日本政府は動くだろうか。我々の知っている日本政府が対応するとは思えない。多分、現地の大使館や領事館が、おざなりの対応をちょこっとして終わりであろう。(参照:「在仏日本大使館の抗議も理解はできるが、、、」、「反日騒ぎの理由」)
 戦敗国(というよりも、「戦争を起こした国」というべきか)であるドイツと日本の差がよく議論されるが、なんだかんだ言ってもドイツ(特に旧西ドイツ)は、第二次世界大戦を国家としてきちんと見つめなおして、問題点を国として消化(昇華)しようとしてきた。もちろん、他の国から見れば「まだ甘い」という意見もあるだろうが、とりあえず、見つめなおそうとはしてきた。一方、我が国は、金で解決できる問題以外は、全てを先送りしてきた。(いまだに、「戦争責任は誰に?」なんて議論を朝まで生討論してるくらいである)
 結局、この差が、昨今のアジア外交等に影響を与えているとしか思えない。 

 話は元に戻って、この食堂の名前だが、もし「ヒットラーの鉤十字食堂」ではなく、単に「ヒットラー」で店の看板にも鉤十字が無かったらどうなっていただろうか。
 想像だが、少なくとも(インドでは)このような問題にはならなかっただろうし、話題にもならなかったのではないだろか。
 ドイツ人の人名については詳しくないが、たぶん今でも「ヒットラーさん」はいるだろう(学校では苛められっ子だと思うが)。彼らがイチイチ改名させられたらやってられない。とはいえ、人よりはハンデを背負った人生を送っていることは間違いないとも思う。
 頑張れヒットラー!

(関連カテゴリー)
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(引用)
「ヒットラー食堂」、改名を決定 | エキサイトニュース
[ 2006年08月26日 10時16分 ]
[ムンバイ 24日 ロイター] インドの金融の中心地に開店したレストラン、「ヒットラーズ・クロス」が店の名前を変更することを決定した。同レストランの店名については、インドの小さなユダヤ人社会やイスラエルからたくさんの苦情が寄せられていた。
ヒットラーとナチスのかぎ十字が描かれたポスターで販促活動を行い、「ヒットラーズ・クロス」は先週オープンした。店名変更を要求する声が多くあったが、これまではそれを拒否していた。しかし木曜日に態度は一転、店の看板には白い布が掛けられ店名が隠された。
店名やその販促方法に対し、インドのユダヤ人社会は「ヒットラーを思い出させる行為には断固反対する」と激怒、また、ドイツとイスラエルは店名変更について合意し、ムンバイ市に改名の手続きを取るように通達していた。
「ヒットラーズ・クロス」の共同経営者の一人、サティシュ・シャブロック氏は声明で、「私たちがレストラン名として不適切なものを選んでしまったことを認めます」と発表。
さらに、「ヒトラーという人物、彼が行った残虐行為、彼のイデオロギーを認めたわけではありませんでした。こんな名前のレストランにしてしまい、今は後悔しています」と述べた。
同レストランの新しい店名は、現在のところ決定していないという。
インド・ユダヤ人協会のジョナサン・ソロモン議長はレストランが改名に合意したことを受け、「今回の件は、現代人が過去に発生した非人道的行為について無知であることを示唆するものだ。歴史について現代人はもっと学ぶ必要がある」とコメントした。
(引用終)





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