いわくつき上海カラオケクラブの正体
上海総領事館の日本人電信官の自殺に引き続き、海上自衛隊の1等海曹が機密情報を提供したことで上海のカラオケボックスが話題になっている。
このワタクシも200カ国を超える外国には顔を出しているが(参照:「Pancho de AONORI FLYING HIGH」)、夜の世界となると(日本を含む)アジアは一枚上手である。
そのせいか、マニラやバンコクなどには、居ついてどれくらい経ったのか判らない世捨て人のような日本人のオッサンがウジョウジョしている。
20年くらい前の中国もそうであった。
なぜこの人はここにいなくてはならないのであろう、と疑問を抱かざるをいないようなオッサンが北京にも上海にもいた。
しかし、中国経済が伸びてきた時代の流れとともに、怪しいオッサンよりもまともなオッサンの方が増えてしまい、怪しいオッサンが目立たなくなってしまった。
このワタクシが上海のカラオケボックスで警察に踏み込まれた話は別のところにも書いたが(参照:「中国のカラオケボックスの思い出」)、今ではそんなことも起こりようもないため、外交官であろうが海曹であろうが、簡単に出入りできるようになってしまった。
結局、言葉は悪いが、日本ではもてないようなオッサンが、金でもてるようになれる国が今の中国である。日本でも金でもてるようにはなるが、値段が違う上に、今時の日本人よりも中国人の方が愛想が良かったりするので、費用対効果で外国に埋没していく男が多いのは否めない。。。
しかし、我々庶民が埋没していくのならまだしも、国家の機密情報を扱っている連中がこんなことではいかんだろう。
国民の下僕として職務をまっとうしてもらいたい。
(引用)
livedoor ニュース - いわくつき上海カラオケクラブの正体
海上自衛隊の45歳の1等海曹が中国に機密情報を提供したと問題になっている。
機密はともかく、気になるのは中国人女性の存在だ。この1等海曹、隊に無届けで度々、中国・上海のカラオケ店の女に会いに出かけていた。しかも、このカラオケ店は一昨年5月に自殺した上海総領事館の日本人電信官(当時46歳)が、中国公安当局の連絡役とされる女と知り合った、いわくつきの店なのだ。
となると、どんなカラオケ店なのか気になってくるが、店名はイニシャルで「K」。いわゆる日本のカラオケ店と違い、個室型のクラブだ。入店して個室に案内されると、ママさんが数人のホステスを顔見せにつれて来て、その中から客が指名するシステム。日本人向けクラブだけあって、店長やホステスはかなり日本語が達者だ。
「この店は、ビジネス街のビルの中にあり、上海の日本総領事館から歩いて2、3分の場所です。ホステスは10代から30代まで50人ほどが在籍。上海のクラブの相場は、飲み代がチップ込みで6000円から1万円。さらにホステスを連れ出すには1万5000円程度が必要ですが、かわいいホステスほど連れ出しには応じてくれません」(地元関係者)
自殺した電信官の場合は、同僚に連れられて訪れ、あるホステスにほれ込んでしまい、それをネタに情報提供を迫られ、追い詰められたという。今回の1等海曹も、昨年1月、同僚と上海を旅行した際に「K」を訪れ、ホステスと親しくなり、手紙を交換したり、今年3月までの1年3カ月間に8回も上海を訪れていたそうだ。
「自殺電信官の例があるだけに、自衛隊の機密情報が、そのホステスを通して中国に流れたのではないかと疑われているのです。といって、彼女たちは当局の工作員やスパイではない。売春容疑で拘束されると、釈放してやるから、いい情報があったら流せ、と“タレコミ屋”にさせられる。そんなホステスが、日本人向けのクラブに配置されている。ほれ込んで、ペラペラ仕事の話などをすると、付け入られてしまうのです」(事情通)
この「K」は、自殺事件以降も日本人客が多いそうだ。すぐ近くにある日本総領事館が目を光らせないと、この手のスパイ事件は後を絶たない。
【2006年8月3日掲載】
2006年08月06日10時00分
(引用終)