中国、カラオケを検閲
中国政府が海賊版のカラオケ曲の取締りを行うらしい。
今までやっていなかったこと自体が問題ではあるが、とりあえずは著作権問題などを解決する方向に重い腰を上げたようである。
このワタクシのようなカラオケ人間(参照:「ぱんちょな恋の物語:中国のカラオケボックスの思い出」)にとっては困るかもしれないが、かつての日本と同様に杜撰な権利処理にメスが入るのは、長期的には良いことであろう。
なお、以下の記事はまったく意味不明で、「カラオケ曲の海賊版取締り」と「台湾曲の放送禁止」に何の関係があるというのだ? 海賊版の取締りは産業的な問題であり、台湾曲の禁止は政治的な問題である。同じレベルで語る必要はまったくないであろう。これを書いた人の中国に対する無知さを露呈しているだけとしか思えない。。。
(関連トピック)
ぱんちょな恋の物語: 「ひとカラ」ブーム
(引用)
中国、カラオケを検閲 | エキサイトニュース
[ 2006年07月21日 04時58分 ]
[北京 19日 ロイター]
中国のカラオケ好きはこれから選曲に困ることになるかも知れない。政府が海賊版の曲の取り締まりを行うからだ。
北京新報によると、新規則では、中国文化部が「関連規則および政策」に従ってすべての曲を検閲するという。検閲当局の権力がカラオケバーにまで及ぶことになる。
政府当局者は「今回の措置は不健全な曲がカラオケになることを防止し、レコード会社、アーティスト、それにカラオケ業者の間の存在する著作権に関する対立を徐々に解消していくのを目的としている」と語った。
この計画は現在、3都市で試験的に実施されている。
中国ではすでに放送禁止になっている曲が何曲かある。大半は自由な台湾の曲だ。台湾のポップスターたちは中国本土でも大人気だが、その音楽は中国政府から危険視されている。
しかしこうした曲は、中国のカラオケバーで若者たちによって歌われている。
アーメイとして知られる台湾原住民卑南族出身の張惠妹は、陳水扁総統が就任した際に中華民国国歌を歌ったため、2000年から放送禁止となった。しかしカラオケではアーメイの曲は変わらず大人気だ。
(引用終)