窃盗容疑の男、法廷でも窃盗
ドイツで、窃盗容疑で公判中の男が、あろうことか自分の事件を担当している判事から盗みを行ったらしい。
おまけに判事はしばらく気付いていなかったというのだから笑い話である。
たびたび窃盗で有罪判決を受けているこの男にとって、周りの人から盗みを働くくらいは無意識にやってしまうようである。警察まで「本能的な行動だったのかもしれません」と匙を投げているくらいなので、どうしようもない。
当の盗みをされた方の判事がどう判決を下すかが楽しみである。あくまでも、今回の法廷内の盗みではなく、そもそもの犯罪容疑だけを見て判決を下せるのだろうか?(それは無理だと思うな~、、、いくら判事でも)
(引用)
窃盗容疑で公判中、判事を相手に新たな窃盗容疑 | エキサイトニュース
[ 2006年07月15日 01時04分 ]
[ベルリン 13日 ロイター]
窃盗の容疑で公判中のドイツ人男性(61)が、自分の事件を担当している判事から盗みを行い、さらに問題をややこしくした。
ドイツ中央部の街コーブルクの警察によれば、彼はベンチで女性判事と一緒にいたときに、彼女から鍵束を奪ったそうだ。彼女は部屋を出るときまで気がつかなかったそうだ。
この男性はこれまでにもたびたび窃盗で有罪判決を受けている。彼はトイレで裁判所の役人に問いつめられたとき、ポケットに鍵束があるのを見つけてショックを受けたと語ったそうだ。
警察のバーンハード・シュミット広報担当官によれば、「彼は自分の話が疑われることはわかっていたので、トイレブラシの下に鍵束を隠したと言いました」とのこと。「彼は生涯盗みを続けていたので、おそらくそれも本能的な行動だったのかもしれません」
裁判所の役員が処分を決定する間に、彼はこの行為についての文書を作成することになる。当初予定されていた裁判は、判事の見解が別件によって偏ることがあってはならないという法的根拠に基づき、一時中断されている。
(引用終)