W杯のために国会短縮を検討中
バングラデシュで、政治家がサッカーのテレビ中継を見たいために国会の短縮を検討しているらしい。
また、試合中の送電が途切れたのを怒ったサッカーファンが電力供給事務所を破壊したため、試合中に送電が途切れないように指導を行うことも検討しているらしい。
(自国が出てもいないのに)サッカーのために国会を短縮するのはどうかと思うが、送電が止まるのは、そもそもそれ自体が問題のような気がする。
、、、とは言うもの、このワタクシもバングラデシュに何度か訪れているが、日本のように送電が止まること自体が大問題になる国ではない。送電とは関係ないが、首都ダッカのホテルの高層階から外を見渡したとき、そのホテルだけは20世紀だったが、辺りの光景が19世紀だったのがいまだに瞼に焼き付いている。到底送電が普通に行われているとは思えなかったし、停電にたびたび遭遇した。
国会議員は、国会を短縮するよりも、まずは国のインフラ強化を国会で議論するべきではないのか。。。
それにしても、電力供給事務所を破壊したら、次の試合まで見れなくなってしまうような気がして、そちらの方が心配である。
(引用)
バングラデシュ国会、W杯のために短縮を検討中
[ 2006年06月20日 22時00分 ]
[ダッカ 19日 ロイター] バングラデシュでは、サッカーに熱中した政治家たちが試合のテレビ中継を見たいという理由で、国会の短縮が検討されている。
ある議員が、同僚のほとんどがお気に入りのチームの試合を見ることを切望しているとの請願を出し、アクトル・ハミッド・シッディキ議長代理は日曜夜の議会中、「ワールドカップの試合を観戦することができるように、提案を検討するつもりです」と述べた。
日曜に議会が行われていたとき、ドイツではブラジル対オーストラリアの試合が行われていた。
また、野党の議員たちは、試合開催中に国の電力供給がとぎれないよう、関連電気事業担当部署に指導を行うことも要求した。
試合中に送電がとぎれて怒ったサッカーファンが、地元の電力供給事務所を攻撃して破壊行為を行っている。
バングラデシュは現在開催中のワールドカップ決勝大会に参加していないが、何百万人ものサッカーファンが夜遅くまで起きて試合をテレビ観戦している。