新庄の襟付きシャツ(4-最終版)
新庄の襟付きシャツ問題に最後通告がなされた。
今までの展開からすると、「ダメとしたんだからダメです」では新庄は納得してもファンは納得しないであろう。
別に新庄のアンダーシャツに襟があろうがなかろうがどっちでも良いのだが、審判部さらにはプロ野球のお偉方の対応の方が気になるのである。
結局のところ、新庄が意図したかしていないかは判らないが(多分意図していない)、この問題で野球への注目度が上がったことは間違いない。それを明確なルールのないマナーという問題で封じ込めるのもどうかと思うが、それ以上に、その理由が「ダメとしたんだからダメです」ではなんともはや。。。 こうなると揚げ足を取るしかなくなり、「ダメとする前にOKとしたのはどうなるだ?」と言いたくなるのである。そもそも審判は判定を変えないということで通っているはずである。なんとなく、最初の不手際を挽回するかのような強硬な態度が気に食わない。。。
新庄を中学生に例えるのもどうかとは思うが(あの男だけに例えても良いような気がするが)、一度先生に確認してOKを取った変形制服を着て学校にきたら別の先生に怒られ、その先生が権威のある先生(王監督)だったから、最終的に職員会議で禁止にしたようなもんである。明確な理由もなく。
こうなると、この中学生は間違いなくグレルであろう。。。 もうグレテいるのかもしれないが。
「大人になれば分かる」と言って説明できないことを説明しない、人間社会の縮図のような事件(?)であった。
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「新庄のユニフォーム」
(引用)
新庄の「襟付き」次は退場
日本ハム新庄剛志外野手(34)の襟問題について24日、パ・リーグ前川芳男審判部長(64)らと日本ハム高田繁GM(60)が東京ドームで会談した。同部長は「襟付き-」を今後一切認めないとし、再度着用した場合の対応について「(忠告を)聞かないなら退場させるしかない」と話した。
新庄は開襟と立て襟の2タイプを着用して禁じられたが、高田GMが「スタンドカラーがなぜダメか」と申し入れて設定された場。制限する明確な規則はなく、パ審判部は1度は認めながら後日「マナーの問題」として却下してきた。この日も前川部長は「ダメです。(1度)ダメとしたんだからダメです」と話した。
立て襟タイプは1度は形状はOKで配色に問題があるとしたが、今回で「襟付き-」ならすべて禁じると通達。もし着用した場合には「着替えさせる」とし、新庄が応じなかった場合には「審判への侮辱行為」などと判断して退場-という最終手段まで示唆する厳しい姿勢を見せた。
会談を欠席した新庄はこの日は通常ユニホーム姿で、巨人戦に出場。5回に三塁内野安打を放ったが、7回には中前へ抜けそうな当たりを好捕され試合も敗戦と、厳しい一日となった。
[2006年5月25日9時30分 紙面から]