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阪神電鉄と村上ファンド

 阪神電鉄が日本の経済ニュースの冒頭を飾るなんてことは予想もしなかった。そして、阪神電鉄の株主総会に向かって、そのニュースが加熱していくさなか、阪神ファンは「村上ファンド何するものぞ」的なコメントをあちらこちらでしている。と書いているこの俺もそう思っている。
 しかし、少しだけ冷静に考えてみた。

 そもそも、俺達阪神ファンって、、、阪神電鉄の経営なんて評価していたっけ?
 答えは「ノー」である。
 バースのおかげで優勝したあの時ですら、たまたま連れてきた助っ人が当たっただけで、阪神電鉄は子会社の球団を強くしようなんてこれっぽちも思っていなかったに違いない。だからその後20年近くも野球史上稀に見る不遇の時代をファンは味わった訳である。。。
 結局、子会社である阪神タイガースの体質を変えたのは野村元監督であり、星野前監督である。野村氏は宿敵南海のOBであり、星野氏は宿敵中日のOBである。どちらも、直前まで別のチームの監督をやっていた人物であったにも関わらず、「伏魔殿」である阪神タイガースにやって来てくれた。
 仮に、今までの伝統であるお家芸を打ち止めにして、彼らを呼んだことを「経営努力」と評したとしても、この僅か数年だけの話である。
 ここにきて、またまた宿敵阪急かいっ。。。

 、、、ということから判断するかぎり、子会社である阪神タイガースの経営をおろそかにしていた阪神電鉄は、実は本体の経営すらおろそかにしていただけではないのか。。。
 村上ファンドは、資本主義のルールに乗っ取り、事を進めているだけであり、彼らを批判するのはそもそもおかしな話であり、批判する相手は阪神電鉄経営陣である。
 そして、俺達阪神ファンは、村上ファンドが阪神電鉄を牛耳ったときに、阪神タイガースや阪神甲子園球場という子会社(もちろん、阪神電鉄)に対してどのような経営をしてくるのかは聞いていない。ひょっとしたら、阪神電鉄の現経営陣よりも、阪神タイガースを強くするかもしれないし、甲子園球場を屋根付き天然芝球場にするかもしれないし、金の力で浜風を吹かないようにしてくれるかもしれない。
 阪神電鉄の現経営陣は、阪神電鉄本体の話にも関わらず、阪神タイガースのファンが「村上ファンドを憎んでいる」という構造を作り出して世論に訴えているようであるが、そもそも阪神タイガースのファンは、阪神電鉄なんてどうでもよいのである。オーナーが誰であろうと、名前が阪神タイガースであって、本拠地が甲子園球場であれば文句はない。(「阪神」甲子園球場である必要もない) つまり、俺達阪神ファンが怒るのは、村上電鉄が村上タイガースを作ったときであって、村上電鉄が阪神タイガースを持っていても誰も文句は言わないであろう。少なくとも、経営手腕では、村上電鉄の方が阪神電鉄よりはまともなはずである。

 読売は確かに憎い。勝手に「読売は強くないとダメだ」なんて、自らの媒体を使って宣伝しているところなんて最低である。
 しかし、チームを強くしようとする努力はしてきている(それがそれで頭にはくるのだが)。
 その間、阪神電鉄は、阪神タイガースが弱くても、阪神電鉄に金を払い、阪神甲子園球場に金を払い続けてきた。俺達が払った金で経営が成り立っているのに、この体たらくぶりはケシカランとしか言いようがない。
 
 なぜこの期に及んで、俺達をコケにしてきた阪神電鉄の肩を持つ必要があるのだろうか。。。
 (はっきり言って、村上氏は関西人とは思えないし、胡散臭いのではあるが。。。)


(関連サイト)
 「阪神電鉄のブランド力」~阪神にブランド力なんてあったのか。。。
 「グリーンシート」~甲子園球場のバックネット裏に起こるドラマ
 「阪神タイガースをぼやく」





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