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韓国の竹島実効支配と日本の弱腰外交

 ここにきて竹島問題が大問題となっている。  国際法的にどうかという問題はある程度明白なので触れないことにする。

 そんなことより頭にくるには、日本政府がこの問題を半世紀も放っておいたことである。おまけに、今回「海底地形の名称問題」というどちらかというと、外交や軍事という大きな問題から掛け離れた問題で慌てて腰を上げている。もし、韓国が「海底地形の名称」提議を行うという予定がなかったら、その腰を上げることもなかったのだろうか。
 韓国に実効支配されて、既成事実を積み上げられているにもかかわらず、50年もの間これといった手も打てなかった日本政府の弱腰は、この件だけでなくあちこちに表れている。
 横取りされた北方四島とてロシアが実効支配しているだけである。実効支配に至るまでの経緯の問題もあろうが、少なくとも、この北方四島とて簡単に返ってこないような外交をやっている以上竹島だって横取りされてしまうのは自明の理である。こんなことだと、例えば沖ノ鳥島の周りに突然中国(別に韓国でもよいが)の艦隊がやってきて取り囲んでしまったら、取り返すことなんて不可能であろう。そもそも、日本そのものがアメリカに実効支配されているといっても過言ではない。。。
 少なくとも軍隊を持っていないことになっている日本にとって、竹島の周りに武力を終結させている韓国に対抗をすることは武力的には不可能である以上、頭を使って対抗するしかないはずである。50年間も頭を使わなかったら、脳の方も弱ってくるに違いない。
 日本は、外交が下手だからなのか「大人の対応」を強調しているが、世界には、(日本から見て)韓国のような駄々っ子もアメリカのような腕白坊主もいるのである。勝手に大人ぶるのはいい加減にしてもらいたい。

 余談ではあるが、韓国が「日本海」を「東海」にしようと言っているらしいが、「日本」海が嫌であれば、「(朝鮮半島の)東」海もいかんであろう、、、ということが分からないのだろうか? 一緒になって名前を決めることぐらいのことをどちらかの国が提案しても良いものである。
 太平洋にある海山にわざわざ日本の天皇の名前を付けてくれたアメリカ人の寛大さを見習いたいものである。


(引用始)
<竹島問題>次官会談 議論は平行線、協議22日に持ち越し
(毎日新聞 - 04月21日 21:20)
 日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)周辺の海洋調査問題で、谷内正太郎外務次官は21日訪韓し、韓国外交通商省の柳明桓(ユミョンファン)第1次官と1時間半にわたり会談した。日本側によると、日韓はお互いの原則的立場の説明に終始し、議論は平行線に終わったという。両次官は会談後、ソウル市内のホテルで夕食をとりながら22日午前0時過ぎまで協議を続けたが、海洋調査計画に対する日韓の認識格差は埋まらなかった。22日午前に協議を再開する。
 谷内次官は夕食会に入る前、日本人記者団に「会談全体の雰囲気は厳しい。日本も韓国も厳しい状況だ」と語った。柳次官も一連の協議終了後、「意見の歩み寄りはできなかった。明日もやってみないと分からない」と述べた。
 韓国外交通商省当局者は「海底地形の名称問題が議論になった」と述べたが、内容は明らかにしなかった。谷内次官が、6月の国際水路機関(IHO)の国際会議で竹島周辺の海底地形の韓国名を提起する計画を韓国がやめれば、日本も海洋調査計画を中止するとの立場を改めて説明。これに対し柳次官は、韓国名提起の時期については柔軟に対応する用意はあるが、日本の海洋調査計画の撤回が前提条件との姿勢を示したとみられる。
 韓国側説明によると、会談で谷内次官は海洋調査計画について「単純に排他的経済水域(EEZ)にかかわる問題だ」と述べ、竹島の領有権主張で韓国を挑発する意図はないと強調した。これに対し柳次官は「受け入れられない」とし、日本が朝鮮を植民地化する過程で1905年に竹島の島根県編入が行われた歴史的経緯を改めて説明。さらに韓国の国会与野党や世論が日本に対し「強硬な姿勢を示している」と語った。
(引用終)





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コメント (5)

私設秘書:

この問題に触れると過激な発言が出てくるから触れないようにしてたのに。。。

まったく仰るとおり。今更何を言っているのかと。
竹島が日本の領土だということを世界に理解させるためには韓国に実効支配させてちゃいかんだろ。

とりあえず海底地形の調査は強行して欲しかった。
やつらがどう出てくるか見てみたかった。でも調査船
2隻だけだと危険だから巡視船「しきしま」も同行させるべきでしょう。イージス艦を出してもいいと思うがいたずらに奴等を刺激するのもよろしくないのだろうから。本音は○○やむなしかも(自主規制します)。。。

私設秘書:

なぜ日本の活字メディアは竹島と書くときに韓国名を入れるのだろうか?我が国の領土であるならわざわざ敵国の呼び名で入れる必要はないと思うのだが。そんなことだから奴らにナメられるのだ。

 これ、まったく同感です。
 自国の領土を外国での呼び名で表すなんてことは聞いたこともない。
 もっとも、このブログでもしばしばぼやいている通り、この国の報道というものは全て疑ってかからないといけないような気がする。

私設秘書:

そういえば隣の国は日本の歴史教科書に対して毎度のようにいちゃもんをつけて来ますが歴史の解釈なんぞ自分達に都合のいいようにするのが当然であろう。奴らも自国の歴史教科書では「竹島は安某と言う者が鳥取藩から領有権をもらった」と言うお伽話のような事きっと書いているであろうから日本国外務省も間違った歴史は教えるなと言うべきであろう。そもそも歴史の教科書に書いてある事を真に受けている奴なんているのな?

 結局、行き着くところは、この記事の元々のタイトルどおりの「この国の弱腰の姿勢」である。

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