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愛国心と理性の間で

 WBCで日本に負けた隣の国からの報道を見ていると、危惧したとおり(参考:WBC/米国・韓国敗退の意味)、大騒ぎになっている。

 それはそれで仕方のないことであるが。。。
 一方、日本の立場が逆だったらどうなっていたであろうか?
 過去の歴史的事実だけを思い出してみた。
 このワタクシの覚えているだけでも、いくつかあった。

【アテネ五輪】
・女子ソフトボールでは、全勝の日本女子が決勝で敗者復活のアメリカに負けて銀メダルになった。
・男子野球も1位通過したのに、決勝リーグでいきなり負けた。
 このときに、ルールがおかしい、と日本で大騒ぎした記憶はない。(間違いなく、大騒ぎしていたヤツはいるとは思うが)
 
【2005年パリーグ】
 公式戦2位のロッテが、日本一になった。
 そのとき、今回のWBCでの敗戦後「ルールが間違っている」と言っているイ・スンヨプが、「ルールが間違っている」と言った記憶もない。
 もちろん、王監督も松中選手も岡田監督もそんなことを言ってはいない。(もちろん、SBファンの中に言っていた人はいるとは思うが)

 一般論として、何事においても、(今の)日本人は冷め過ぎている気がするし、韓国人は熱すぎる気がするが、これはばかりは国民性なので、どっちが良いというわけではないであろう。
 少なくとも、日本人は愛国心を丸出しにするよりは、外国と無用な諍いを避けようとする国民性(参考:政治家の謝罪)であり、韓国人は(外から見ている限り)、愛国心優先型の国民性であるような気がする。
 今後もこの二カ国で切磋琢磨して、極東のレベルが高いことを世界に見せつけてほしい。
 

なんという理性的な発言なんだろう。
ところが、一歩間違えれば、発言は愛国的なものに変わってしまう。


・ルールが間違っている、、、なんて言うなら、最初から大会に出てきてはいけない。
 (、、、と言いつつ、逆の立場だったら一番騒いでいるのはオレだよ、絶対。)
・そもそも君が代斉唱の際に起立できないような対戦相手国を馬鹿にするような国民ばかりの国は国際大会に出てきてはいけない。
 (と言うオレも、高校の卒業式のときに、「なんじゃこの歌」と思ってたな~。それに、君が代のときは直立不動だった日本人選手も、全ての試合で相手国国歌のときはダラ~と立ってたしな~。)
・日本なんてサッカーのワールドカップで三連敗したのに、ゴミを片付けてフェアプレー賞をもらったんだぞ!
 (う~む、偉そうに言えることなのか。。。)

 結局、日本人って、愛国心は持っていても、それを表現できない(よく言えば)奥ゆかしい、もしくは(悪く言えば)ドンくさい国民性なのかもしれない。。。
 今回のWBCで奇異なのは、あのイチローの言動である。イチローがイチローであるだけに、誰も何も言えないのだと思うが、明らかに日本人的な発言ではない。どちらかというと、日韓で比較すれば、日本人の受ける印象としては韓国的な発言のような気がする。(あくまでも二カ国を比較しているだけで、韓国が過激な発言をする国民性であるということではない。、、、と書いたが、確かに過激な発言は多い、、、日本人的には。)
 不思議なのは、イチローがどうして、あのような過激な発言を続けているかということである。推測であるが、世界を知った選手から見た国際大会というのは、日本人の控えめな世界では計り知れないものということを体感しているからではないのだろうか。スポーツの試合なんて、試合前から駆引きは始まっているし、国際大会となればなお更である。「ベストを尽くす」なんて言うのは(日本人的には、また精神的には)聞こえは良いが、本当は「叩き潰せ」くらいの気構えでやらないといけないことを最も判っているがイチローなのではないだろうか。
 このワタクシは、イチローほど達観できません。だから、イチローに「あまり喋るな」と言いたくなってしまうのである。。。

 でも、「キューバを叩き潰して、向こう30年は歯が立たないと思わせてやれ」と大多数の日本人は心では思っていると思います。
 それを、公には外(国)に向かっては言わないのを美徳としているのが、(今の)日本人ではないかな。
 だから、外交ではいつも弱腰に見えてしまうのだが、日本人の誰が総理大臣や外務大臣をやっても同じなような気がする。(外務大臣だけは韓国人にやってもらった方が良いかもしれない。。。)





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