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列車遅延情報に思う。。。

 このワタクシはアイ・モードの「列車遅延情報」サービスを利用している。列車が遅延すると、速報が入ってくるのである。

 現実問題として、速報が入ってこない日はほとんどない。架線が切れたとか、列車が故障したとか、大雨で遅れているとか、さまざまな理由で列車は遅れているようである。
 「列車遅延情報」では止まっていた路線が動き出したり、遅れが解消されると再び連絡してくれる。

 今年の01月26日、奇しくもこのワタクシの○△回目の誕生日であった。
 一応このワタクシにも、誕生日を祝ってやろう、といってくれる友人がいる。その人物と浜松町駅で待ち合わせをしていた。天王洲アイルまでモノレールで行って、コギレイな店で食事をする予定であった。
 このワタクシは早々に浜松町駅の改札口に陣取ってボケーッとしていた。
 そこに「列車遅延情報」が入った。
 「【山手線 運転見合わせ】山手線は、新大久保駅で発生した人身事故の影響で、上下線で運転を見合わせています。」
 その後、並行して走る埼京線も止まってしまった。
 たいていは、30分から1時間以内で「運転再開」情報が入ってくる。
 ところが、御承知のとおり、この事故は、その後内外のメディアが何日も報道することとなる大事故であった。線路に転落した男性を助けるために、二人(転落した人も含めて三人)が犠牲になった。
 たまたま、このワタクシと会うために山手線に乗っていた友人は、結果的に数時間車内で監禁されることになる。
 最初は、「すぐに運転は再開されるであろう」とタカをくくっていたこのワタクシも、数時間浜松町駅で待ちぼうけを食わされることになった。
 誕生日の夜はドンドン更けた。。。
 
 拙宅の近くには、ありがたいことに地下鉄が4線も走っている。比較的昔から走っている丸の内線と三田線に、最近走り出した南北線と大江戸線である。
 そのうち、南北線と三田線では、すべての駅のホームに転落防止(のためかどうか知らないが)のホームゲートとかホームドアと呼ばれるものが設置されている。
 ホームと線路の間に壁があり、電車が来たときだけ、壁のうち電車のドアと呼応するところだけが、電車のドアと一緒に開く仕組みである。
 三田線の場合、そのゲートを乗り越えないかぎり線路に転落することはできない。(南北線の場合は、ホーム全体が覆われているので、ゲートを突き破らないかぎり転落することはまず不可能である)

 あの大事故のとき、当然、各路線にこのようなゲートを設置しろという声がアチコチであがったが、そのときのJR東日本のコメントは、「ゲートを設置すると混雑時に人が滞留するので危ない」というものであった、と新聞に書いてあった。(自分で聞いたわけではないので、本当にそんなアホなコメントをしたかどうかは知らない。。。)
 いずれにしても、その後JR東日本が取った行動は、ゲートを作ることではなくて、ホームの下に退避スペースを作るということと、転落検知マットを設置することであった。(つい最近、あの事故と同じ新大久保駅で、転落検知マットが作動して電車が急停車し、事なきを得たらしい)
 
 それらのものは今までなかったことのほうが問題であり、改めて設置したと威張れるものではない。
 そもそも、線路に落ちなければ、退避スペースや転落検知マットなんて必要ないのである。「転落検知マットが作動して良かった」ではなく、同じ駅で年に二回も人が転落したことを問題とすべきである。
 とにかく落ちないようにするべきである。
 人の命を助けようとして亡くなった話は確かに美談である。
 しかし、そういう類の美談は、これ以上聞きたくない。


(あとがき)
 とはいっても、鉄道会社がわざわざそんな金の掛かること(ホーム柵を作るなど)をするとは思えないので(現に国が持っていてもそんなことは考えなかったのだから)、例えば儲かっている会社が宣伝も兼ねて柵を作ったりはできないものだろうか。
 ホームの端から端まで柵を作ることは、すなわち相当な長さの看板ができるということである。それを自費で設置した会社は、宣伝効果以上に、人にやさしい会社として認知されると思うのだが。。。
 夢物語ですかな。
 この文章は、鉄道会社にとっては、誕生日をぶち壊された一小市民の単なる愚痴にしかすぎないであろう。。。





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